東京って、…ねぇ。
4月12日(日) 天候:晴れのち雨
4月13日(月) 天候:晴れのち雨
4月14日(火) 天候:曇り
4月15日(水) 天候:晴れ
カナダに来てから気づいたのですが、留学で来ている日本人はやたらと東京を馬鹿にします。
「忙しない」「自然がない」「ゆとりがない」「人が多い」「人が優しくない」などなど。特に関東圏以外の人にこの傾向が強いです。語学学校にいても、バイトを始めても必ずこういった日本人に出会います。
語学学校の授業で“自分の住んでいる所について話しなさい。”と言われると、関東圏以外の人は「こんな観光地がある。」「こんな美味しいものがある。」と口を揃えて言います。先生が“じゃあ、東京は?”と質問すると、こぞってみんな嫌な顔をして首を横に振ります。そして、答えは先に記述した様な内容ばかり。
自然が多くて、ゆとりがあって、人口が少ないのも良い事だと思うのですが、他人の住んでいる地域の“ない”部分ばかりを見つけて晒して勝手に嫌いだと言う風潮に疑問を感じます。カナダ生まれカナダ育ちの日本人とカナダ人のハーフだという子にも、「東京に面白いものなんであるんですか?」と言われました。当然、その子も悪気があったわけではないと思うのですが、『東京=悪』という海外に住む日本人の中での風潮に疑問を感じます。これが頭にくるとかでは無く、不思議に思いました。日本にいると「いいなぁ、東京。」と言われるのに、海外に出たとたん「東京って、…ねぇ。嫌なところだよ。」となります。なんなのでしょうか、この変化は。
人間にしても、土地にしても、いいところもあれば悪いところもあります。悪いところだけをピックアップする人間にはならないようになろうと思いました。因みに私は東京生まれの東京育ちです。
最近気付いた不思議なことでした。